chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

野生の証明

chakousari2008-04-23

ラブラドールレトリーバーMaxくんは今年15歳!になるご長寿ワンコです。飼い主さん曰く「すごくワイルドな性格で、丈夫で病気になったこともない」とのこと。子供の頃は室内飼いだったそうですが、半年間訓練に出した所がワイルドな田舎の訓練所だったため、帰ってきたら室内に入るのを断固拒否して以来14年間お外で暮らしています。さすがに去年の夏はおうちに入れてみたそうですが、30分もすると落ち着きがなくなり「出して」と騒いだそうですよ。あの猛暑を外で乗り切ったのはすごいです!
先日、お世話依頼がありました。Maxくん大変な事になっていまして。
「Max、先週首輪が壊れて夜のうちに脱走したんです。朝、気がついて捜したら近くの公園にうずくまっていて額に怪我をしていました…それ以来、ごはんは食べるんですが、頭が上がらなくなってボケたみたいに呼んでも反応がないんですが、明日からお世話してもらえますか?」
お子さんの関係でどうしても留守にしなければならないとこのと。とりあえず急いでお見舞いに行きました。
額の傷はたいしたことありませんでしたが、首が傾いたままで元気がない。お散歩にも行きたがらないので「様子を見に来ていただいて、ごはんとお水をあげるだけでいいです」とのことでした。
お散歩命だったMaxくんが行きたがらないのは、怪我をした時に怖かったトラウマかな?と思い、バッチフラワーのレスキューレメディをお水に入れて飲ませました。
翌日の朝、お世話に伺うと…Maxくん、起きてワッホワッホと体を上下させて笑っていました♪顔は傾いていますがいつものMaxくんですよ!お散歩にも普通に「行くぞー」と出かけてくれました。コチラの方が心配で戸惑ってしまって、ウンチをしたら帰るよう誘導しました。Maxくんは物足りなさげ。4回のお世話でだんだん頭も上がってきて、傾きも少し治ってきました。ごはんもモソモソ食べだったのが一気食べに戻り、表情も豊かになってくれて、帰るときにチューしてくれるようになって「おばたん、うれぴーでしっ(何語だ?)」と抱きしめちゃいました。
後日またお見舞いに行くと、爆睡中で足はピクピク(どうやら夢で走っている模様)。傷はすっかり消えて毛も生えてきていました。ボケ症状もないそうです。飼い主さんはMaxの生命力にびっくりして「こんなすごい子の飼い主でいるなんて…」感激していました。わたしもこんなすごい子と知り合えて(しかも愛されているかも)うれしいですよー。ずっと元気で長生きしてね。