ニャンコとお散歩

なでワンコ、ラブラドールのKennuくんのおうちは農家さんで、お祖父ちゃんお祖母ちゃんおとうさんおかあさんと娘さん、それとニャンコ６匹を、唯一のワンコであるKennuくんが番犬さんとして守っているんだが…。末っ子のためか極度の甘えん坊である。大丈夫かな。
夏にも紹介した子で、夜のお散歩には必ず心配したニャンコ姉さんのChobiちゃんが敷地の境界線まで送り迎えをしてくれていた。
年末、農家さんはお餅つきやお正月の野菜の納品でてんやわんやになるためお世話に伺った。おうちにはたくさん人がいる（一族総出）のに全く相手にしてもらえずストレス溜まりまくりのKennuくん。はりきって朝のお散歩に出かけると、Chobiちゃんが「ミャーミャー｣と何事か言いながらついて来た。
朝もお見送りしてくれるようになったのかと思ったら、そのまま敷地を出てもついて来る。Kennuくんがじゃれてちょっかいを出すと逃げるのだが、どこからか先回りしていて前方の植え込みから「ミャー」と顔を出してまた一緒に歩いてくるのだ。結局ずっと一緒だった。

　「姉ちゃん、怪しい臭いはないか？」

夜も真っ暗な中、ずっとついて来たので遠出が出来なかった。Kennuくんが遊ぼうとじゃれるのと、わたしになでてもらうので時間がかかってしまうからだ。田んぼ道は暗くて怖いし。
Chobiちゃんは最近毎日一緒にお散歩するということだった。う〜む、そんなにKennuくんが心配なのか。不思議なニャンコさんである。