chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

チョウチョ走りのおとうさん

chakousari2006-11-07

お仕事の帰り、駐車場に止めてある車に戻ろうと公園脇の道を歩いていたら楽しそうな笑い声が聞こえてきた。公園の芝生の上を大きめのワンコとおじさんが走っている。おじさんは両手をチョウチョのようにひらひらさせてそれにワンコがじゃれていた。その後ろにはおばさんが笑いながら小走りでついてきている。
「あははは〜、こっちだよ〜」「わーい、わーい」「まって〜、おとうさーん」
という声が聞こえてきそうな、微笑ましい光景に立ち止まって見とれているとー。
「ん?」
人間より敏感なワンコがわたしに気づいて立ち止まった。
あれ?Yukiちゃん?
と思う間もなくYちゃんがドドドドーーっとおじさんを引っ張りながら走って来た。
「オヤツのおばた〜ん!」
すいません、水入らずの楽しいひと時を邪魔してしまって…(ちなみにYukiちゃんご夫妻は大学生になる息子さんがいます。チョウチョ走りはいかがかと…おとうさん…)
Yukiちゃんは繊細な子で、お世話がちょっとたいへんなのだ。こうやって外で会えば全く問題なくコミュニケーションできるのだが、おうちでは『ザ・番犬』になる。どんなに慣れている人でも、Yukiちゃんのいるお庭に近づくだけですごい剣幕で吠えまくる。口を開けて噛もうと威嚇もする。体が大きいので普通の人は恐くて怯んでしまうだろうな。それを黙らせるのに、噛みごたえのあるガムをあげて「うにゃうにゃぶ〜ぶ〜」と文句を言いながらも食べてる間は取りあえず静かになるのでリードを付けてお庭の外に引っ張り出すと「お、お散歩だねっ」と普通のワンコに豹変する。。。訳分からんぞ。
さて、あはは親子さんたちは
「あら〜、いつもYukiがお世話になってますー。すっかりusariさんに懐いてますねぇ」
Yuki、よかったなぁ。仲良しさんに会えて」
と、わたしにペッタリくっついておねだりをするYukiちゃんを見て関心されているよ。
「やっぱり飼い主さんといるとお顔が違いますねえ。どこのワンコかと思いました」
ホントだよ。誰なんだ君は!