chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

子泣きジジイ犬

chakousari2006-11-01

お目々の手術をしたパグのMotokiくんの見張りお世話があった。エリザベスカラーをしているので自分では傷口をいじれないがなにせパグ。マズルがないのでどこかに顔を突っ込むと目に壁があたってしまう。ケージに入っていられる時間が短いので出来るだけお部屋で一緒にいて欲しいとのご依頼だった。
指定された時間に伺うとケージの中で大暴れしていた。すでに危ない、目は大丈夫だろうか。ケージから出て歓迎の舞をやってくれたら気が済んだのか、自分の座布団に落ち着いてくれた。
それじゃ、わたしも一服しようと買ってきたお茶を取り出すとMotokiくん、ガバッと起きて来て膝に両手を乗せ、エリザベスカラーでわたしの顔を覆うように自分の顔を近づける。近すぎる!重いし!お茶をくれというのか?
「お茶だよ〜、Motokiくんは飲めないんだよ。足が痛いからちょっとどいてくださいな」
クンクンお茶の臭いをかいで「う〜む」と考え込んだあと「おいしいもんじゃないな」とあきらめてどいてくれた、と思わせて体勢を整えてわたしのひざに本格的に乗って寝ようというのだ。
エリザベスカラーが邪魔だが、まあるくなってネンネするMotokiくんは超きゃわいい!
しかーし、少しすると
 ンゴゴゴォ〜、ンゴゴゴォ〜、ンゴゴゴォ〜 

と、すごい寝息?いやいびきだ。


 ンゴゴゴォ〜


だんだん大きくなるぞ。普段のお世話では爆睡しているところを見ることがないのでこのオヤジのようないびきにはビックリしたぁ。
それに、なんだかだんだん重くなってきた感じだ。すごく重い。Motokiくんが漬物石に見えてきた。足の感覚が麻痺しそう。。。助けてぇ。

子泣きジジイという妖怪は、おんぶすると泣き出して石のように重くなるという。こんなところで遭遇するとは!おそろしや〜