甲斐クマ、ビーナス

父ひとりワンコひとりのご家庭の甲斐犬ビーナスちゃん、通称ビーちゃんは、去年の夏にお父さんが手術するということで、1ヵ月間お世話したワンコだ。
先週、おとうさんが具合が悪いなぁと病院に行ったら即入院だったので、親戚に一瞬ホテルに預けられてしまっていた。ビーちゃんのお散歩仲間ネットワークでわたしに連絡が入りまたお世話することになった。
久しぶりに会ったビーちゃんは、ボッテリと太っていた。遠目に見ると色といいクマさんみたいだ。
人懐っこいビーちゃんはお散歩中もいろんな人に愛想を振りまく。ワンコ好きの人はうれしそうに「あら〜、クマさんみたいね」と可愛がってくれる。
で、「何犬？お名前は？」という会話に当然なるのだよ。「甲斐犬です。名前はビーナス」と答えるのだが必ず「！？」っと引かれる。
「まあ、日本犬なのに洋風な…」って、違うでしょ、名前と風貌が合ってないって言いたいんでしょ！
知り合いの人でも、ビーちゃんで通っているのでこんな事にもなる。
「ビーちゃんって、ホントはなんでしたっけ？ビクトリア？」って女王様ぢゃないんだから〜。
「ビューティちゃんだっけ？」それだったらビューちゃんでしょうが！
いいです、覚えてもらえなくても本人（犬）は「ビー」って呼び名でちゃんと反応しますからっ。こんな子でもね、突然の慣れないホテル暮らしでおでこに一円玉ハゲができちゃったくらい繊細なんで、気をつけてほしいもんだ。
和風なクマワンコに「ビーナス」と名付けたおとうさんのセンスに乾杯！（もうすぐ退院ですがホントに乾杯しちゃダメですよー）