ワンコの勝ち組とは

人間の世の中、格差だの勝ち組負け組だの言っているが、ワンニャンたちはそんな事どこ吹く風である。
が、ワンコには刹那的に勝ち負けがあるらしいことを最近発見した。
写真のDaiちゃん一家。この子たちは家の前を通るワンコにすごい勢いで吠える。同じ町内のワンコのお世話をしていると遠くからでも、あぁ、Daiちゃんたちは元気だな、とわかるほどだ（×4だし）。私のことを憶えているのでうっかり前を通るとそれはもう！いつもより10倍くらいの剣幕で「わたしたちもお散歩連れてってー！」とうるさいうるさい。連れているワンコはというと、そんなに吠えられているのに、余裕。チラッとみて「フンッ」だ。吠え返したり怖がったりしないんだよね。
そのDaiちゃん一家の前を通ってしまった事があった。でも、し〜んとしている。おや？いないのかねーとお庭をのぞくと、みんな寛いだ様子で寝そべりこちらを「ん？」という顔で見かえしている。余裕だ。ペロリと舌舐めずりをしているところを見ると、お散歩から帰って来てごはんを食べた直後ではないかな。
そう、ワンコにとってお散歩に行ったかどうかで勝ち負けが決まのだ。自分がお散歩に行っていない時に「お散歩お散歩たのしいな〜」と家の前を通るワンコにムカツクのも当然である。
負け：「テメー！生意気なんだよ！先にお散歩しやがってー！」
勝ち：「なんだ〜まだお散歩連れてってもらってないんだ〜、ま、ボクには関係ないけどね〜」
負け：「うるせー！人んち（犬ですが）の前通るなーーっ！！ウオーーーン、おかあさ〜ん！」
ということで、負け犬の遠吠えとなるんでしょう。
よく観察していたらDaiちゃん一家だけではないことがわかった。みんな、お散歩が生き甲斐なんだもんね。1日ごとに勝ち負けが決まるワンコの世界、でもお散歩行ってごはん食べたら勝敗なんてすぐ忘れちゃうんだけどね。人間もそうありたいもんである。