シャッターチャンス

老後の楽しみにしようと、余裕のあるお世話の時はお客さんワンコ＆ニャンコの写真を撮るようにしている。しかし、皆さんも苦労していると思うがうまく撮れないんだなーこれが。
オーストラリア帰りの柴ワンコGonくん。広大な大地を走り回っていたのが帰国してちょっと運動不足ぎみで、カニクリームコロッケ風味なかわいい男の子だ。かわいい子は当然写真に撮りたいし（あ、みんなかわいいんだけど）Gonくんはおとなしいので写真が撮り易い。お散歩の後半、公園に行くと野の花がきれいに咲いている所があったので撮影を開始した。
「Gonくん！はい、チーズ！あっ！横むいちゃったよー。もっかいねー、はーい！こっちー、あ〜ん、もう」
何枚か撮れば1枚はいいのがあるのに、Gonくん、タイミング良く（悪く）ヘンな方をむいてしまうよ。
「Gonくん！あ、かわいいっ」今だ！シャッターを切る、しかし、私のデジカメは押してからカシャッてなるのがとろい。「く〜〜〜〜っ、だめだぁ。今かわいかったのにぃ」
気配を感じてふと後ろを見ると、ワンコ連れの人たちが3組、クスクス笑いながらこちらを見ていた。
「あ、どうも・・・」うまくいかなくて、私の声がでかくなっていたのだ。はずかしい。
「犬って上手に撮れませんよねー。うちもカメラ嫌いでねー」と慰めてくれたよ。
で、撮影終了。これがいちばんましな出来でした。ごめんね、Gonくん。