chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

ペットシッターに対抗

chakousari2006-03-07

ペットシッターは役得だ。おとうさんおかあさんが居なくて不安な時にジャーン!と現われ、あれこれ優しくしてくれるのだ。オヤツをくれる事もある。ペットにしてみれば救世主。人見知りで今まで家族だけにしか懐かなかった子でも、ナゼかとても懐いてくれる。おかげ様で楽しく野望達成に向かって邁進なのだ。
ご家族にしてみても「これで安心して出かけられるわ〜」となるのだが、たま〜にひとりへこんでいる人がいる。おとうさんだ。ペットを目の中で育ててしまいがちなのが、おとうさん達。
Mayちゃんのおとうさんの場合。おかあさんだけがお出かけで忙しいおとうさんに代わって私がお世話していたのだが、早く帰れる事になったとおとうさんに電話すると「あーあ、Mayちゃんかわいそうに」「なんで?」「愛してるシッターさんにお散歩してもらえなくなる」。おかあさん曰く「いじけてるのよっ、笑っちゃう」
Papyちゃんのおとうさんの場合。カギをお返しに伺っても、2回目からはナゼか奥から「お世話になりましたー」と声だけ挨拶になった。Papyちゃんは私の足元にベッタリ。おかあさん曰く「あなたに懐いちゃったからヤキモチやいてるのよ」
そして、写真のラブミックスのMacくんのおとうさんの場合。この子は超恐がりで、飼い主さんは「お散歩はしなくていいので、ごはんとウンチをかたずけるだけで無理しないで下さい。あなたが怪我をされるとたいへんですから」と言って泣く泣くお出かけになったのだった。それが、ナゼか信頼を得てなんと超甘えん坊のベタベタ犬だった事が判明。集金に伺うと「わ〜い♪なでてなでて〜」と私にチュウしたり甘えてきた。おかあさんは「本当によかったわ」と大喜びなのだが、おとうさんが挙動不審に。
Mac!カム!邪魔したらダメだ」といって自分の方に呼んだ。私がおかあさんに、こんな風に可愛かったんですよーとあれこれお話をしていたら「USARIさんUSARIさん、Macはこんな風に甘えましたか?!」と叫んでいる。振り返って見ると両手お手々をさせていた。「あ、オヤツをねだるときにやりましたねー」というと、ちょっとがっかりした顔をして、「じゃ、じゃあこんなことしました?!」と肩に手を掛けさせた。「イ、イエそこまでは…」「そう!じゃあこれはどうですかっ?こんな風(後ろ抱っこ)に甘えましたかーーー!!!」
…お、おとうさん、もういいですから…、わかりましたから、おとうさんに一番懐いてますから…