VS じいちゃん

常連ワンコ、建築設計事務所の御曹司Peterくん。いつも散歩の後は普通にダイニングチェアに座ってお茶スタンバイＯＫだ。万事人間と同じでなければ気がすまない。ここに用意してあるのはお煎餅だよ、これ嫌いでしょ！私はお茶とお煎餅、Peterくんはワンコ用乾燥さつまいも。さも同じものをあげていると思わせなければならない。ふぅ。
こんな極楽な生活をしているPeterくん宅に、おとうさんのお父さんがやって来た（おじいちゃんだ）。1週間程滞在予定。今日はおかあさんが忙しいのでお散歩の依頼があったので伺うと、ちょっとPeterくんの様子がへんだ。ハイパー出迎え＆お散歩はいつもの通りだが、帰るとリビングに駆け登って行くのにショールーム方向へ行こうと言う。誰もいないから寒いでしょ、2階に行くよ。しぶしぶリビングに行くPeterくん、あ、おじいちゃんがいらっしゃったんだ。
実はおじいちゃんは88歳、今も故郷で剣道の師範をやっているスーパーじいさんだという。私が挨拶をしているとそ〜っとおじいちゃんの脇に行き、耳にチュウをしてお座りをする。あらPeterくん、イイ子じゃナイの。
「昨日、暴れたからこうやって（顔の前に手をもってきて指をさしつつ）気合いを送ったんだ」とおじいちゃん。達人ワザですねっ、おじいちゃんカッコイーーッ！
Peterくんは頭がいいので人をよくみて（観察して）態度を変えるヤな奴なのだ。いつも押し倒されている私って。。。