chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

番犬の鏡

chakousari2006-02-20

ペットシッターはどんなペットとでも仲良く出来ると思ったら大間違い。ニャンコは二割くらいは警戒される。ワンコでは100分の1くらいなつかない子がいる。今のところ3頭。柴犬のKikuちゃんは『ザ・番犬』さんで自宅の門を出るまではものすごい剣幕で吠えるし足を狙って噛みついて来る。しかし、門の外に連れ出すとあら不思議、普通のお散歩ワンコになる。連れ出すまでがプロの技なのだ。ミックスのYukiちゃんは小心者のおこりんぼで、噛みつきはしないがおうちから出るまで吠えまくっていて、散歩中もすぐ帰りたがる。
そして写真のワンコ、Kuroくん。おやつを食べつつも「気は抜かないからねっ」との迫力だが、シッポが中に巻いてますよー。この子も怖がりさんだ。Kuroくんは、二度も泥棒に入られた大きなお屋敷の番犬さんとしてやってきた。ひとり暮らしの年輩のお母さんは大変なのでお散歩はしていない。いつもひろ〜いお庭を駆け回っている。
この、お散歩をしないというのがネック。どんな子でもお散歩には絶対行きたいので、飼い主さんが居ないと外部の人に頼らざるを得ないということを理解する。そして、最初は警戒していてもだんだん信頼してくれてなついてくれるのだ(最初からなついてくれる子の方が今は多いけど)。Kuroくんは、お留守番のときはランナーに繋がれて番犬さんをしていて、私はウンチをかたずけてごはんお水をあげて軽く遊んであげるだけだった。Kuroくんが小さい頃は遊べたが、今は立派な番犬さんで、もはや誰にもなつかないのだーー!お母さんにはベタベタな甘えん坊さんなんだけどね。今回も、吠えられなくなっただけマシ、なお世話だった。元気ならいいよ、Kuroくん。お母さんをしっかり守ってあげてね。