chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

VS 大自然

chakousari2006-01-25

大雪の日と次の日は偶然お世話の依頼が全くない日だった。1ヶ月以上ぶりの連休だ。昨年のお正月、雪の中のお世話はたいへんだったのでホッ。
そして月曜の朝、残雪が眩しい利根川沿いでミックスワンコのHiro君のお世話が始まった。青空の向うに富士山が見え、利根川に架かる橋にオオタカが舞い降りることもある。お散歩コースの田んぼは里山から湧き水が流れ込み、夏はホタルが見られるという。すばらしい!大自然バンザイ。
「眩しいねー、Hiroくん!寒いけど気持ちいいねー」と上機嫌でお散歩を開始した私たちだったが、10分くらいするとなんだか風が出て来て曇ってきた。体感温度がぐっと下がった感じ。ちょうど田んぼの真ん中に来たときに突風が吹いた。耳マフをして上から毛糸の帽子をスッポリかぶっているのに耳が痛い。急いで土手沿いの農家の集落目指して走った。田んぼの残雪が突風で舞い上がり私たちの左半身に針の様に突き刺さる。これって雪国の『地吹雪』というやつか?農家さんの家の影に避難するも屋根からも雪が飛んで来る!
「ヒィィィィー!たすけてぇ〜、痛いよー!」
逃げまどっていると『生みたて卵の販売機』という黄色いテントを発見、もぐり込んでやっと一息つけた。Hiroくんの半分は雪が張り付いているし、私は顔半分の感覚がナイよぅ。そこから農家さんを伝って里山の林にたどり着くとあら不思議、無風。田んぼは地吹雪で白く煙っているよ。私にヒィヒィ言われながら引っ張り回されたHくんは、やっとウンチをしてくれた。ごめんねー。
トボトボと帰路につくとふわりと結晶の形がわかるようなきれいな雪が舞い降りてきた。田んぼの雪がここまで飛んで来たのかしら、と思う間もなくがんがん降って来る。今日雪降るって言ってたっけー?良純!空を見ると向こう半分青空、真上半分は灰色雲、この辺りの誰かが雪女or雪男だな。(だって車で3分くらい走ったらもう晴れてたもん)
写真は次の日に平常心で撮った、風紋が美しい残雪の田んぼにワンコとおばさんの影が映えるの図。


そういえば、お正月にテレ東でお家を建てる人のドキュメントをやってたんだけど、それでワンコが苦手な「側溝アミアミ」の正式名称が「グレーチング」というものだったことが判明。勉強になったわ。忙しくてもテレビを見ていてよかったよかった。