chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

看板犬・ナノ

chakousari2005-08-30

お庭から道を見ている私の愛犬ナノちゃんです。
ペットシッターのお仕事が忙しくなると放っておかれてしまう、不憫な看板犬である。甘えん坊なのでかまってもらえないストレスで、8月は2回も獣医さんにお世話になるほどの下痢をしてしまった。ごめんなー、ナノ。
しかしナノちゃん、お留守番の時にはこうやって道行く人と交流しているらしいことが判明。ビビリ屋さんなのでお散歩中は犬とも人ともうまくお友達になれないんだが、柵越しだと大丈夫なのかな。
ある日、私が玄関ドアを開けて中で掃除をしていて、ナノはお庭と玄関をうろうろして遊んでいた。と、道の方から親子連れの声が。
「ほらー、行くわよー」とお母さん。
すぐ、小さい男の子がグズる声が聞こえてナノが飛んで見に行った。どうやらナノが覗く柵の前にいるらしい。
「なにしてんだよー」とお兄ちゃんらしき子。弟はまだグズグズ言っている。
「ほら〜、犬が見てるよ」とお兄ちゃんが言うと「いぬ?」と弟。
ここでふたりの視線がナノに。ナノはほんのちょっとシッポを振った。私は兄弟から見えないところでこのやりとりを観察だ。
「そうだよ、犬にあやまりな!」(えっ?意表をつく展開!)
「うん(ぐすん)、ごめんね、いぬ」(えー?なぜあやまるの?)
あやまられたナノちゃん、困惑ぎみにシッポを振ったり、止めたりしてこの兄弟をずっと見ている。
ご機嫌のなおった弟は、
「バイバーイ、いぬー」と去って行った。
ナノはちょこっと追いかけて柵に手をかけて見送ったあと、へへーってお顔で私のところに戻って来た。思いがけず、兄弟とナノのほのぼのとした交流を見られて幸運な1日だった。