chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

犬技2(イヌワザツー)

chakousari2005-06-29

「うちの子、ネコなんじゃないかしら」
と飼い主さんが疑う柴ミックスのKinakoちゃん。
ワンコと言えば、ごはんの時は「マテ、ヨシ!」のかけ声とともに一気に食べてしまうというイメージがあるのだが、Kinakoちゃんはごはんをちょっとづつ食べる子。その残ったごはんを狙って来るスズメをKinakoちゃんは電光石火で飛びかかってネコのように叩き落とすのだ。そして、戦利品を大切に大切にダッコして愛でていると言う。一番最初は、捕まえたスズメを飼い主さんに自慢げに見せてくれた。ネコだよ。びっくりして取り上げてしまってからは隠して持っていて、たまに取り出しては優しくナメナメしているそうだ。食べたりはしないらしい。(ころあいを見計らって飼い主さんが捨てている)
わたしもお世話の時、襲撃現場を目撃してしまったことがある。お散歩から帰るとお皿にスズメが群がっており、フレキシタイプのリードをカラカラー!っといわせてあっという間に飛びかかった。叩き落とされたスズメは必死で生け垣に避難し、わたしは追いかけようとするKinakoちゃんを止めた。
「Kinakoちゃん、すごいねー。でも、逃がしてあげようね」(後で見たらちゃんと逃げていた、ホッ)
と、大好物のササミジャーキーをあげるが食べつつも視線は生け垣からはずさない。ハンターだ。もしかして、スズメをおびき寄せるためにわざとごはんを残しているんじゃあないか?
しかし、普段のKinakoちゃんはおっとりした甘えん坊なのである。
お散歩中、ご機嫌に走っていたかと思うとピタッと止まって「なんか、気分が悪いかもー」と座り込む。
「どしたー?」と、わたしがそばに座ると、足の間にすっぽり入って頭のてっぺんをピタリと胸に押し付けて甘えるのである。そしてKinakoちゃん、ダッコしてもらってわたしの2段腹の上の段をカミカミ甘噛みするのが好きなのだ。
「おっぱいではなく、その下のぜい肉を、なぜっ?」
謎なのだ。セルライトの方が柔らかいのか?Kinakoちゃん。
最初は本当に具合悪いのかと心配したが、これはダッコして欲しいための仮病。この時、近くで鳥が飛んだりすると「シャーーーッ!」と飛びかかるのでバレバレさっ!