chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

犬技(イヌワザ)

chakousari2005-06-27

最近、生後1年以内のパピーワンコを立て続けにお世話した。お散歩がうれしくてはしゃぎながら歩く子、お外が恐くてへっぴり腰で麻薬探査犬のように臭いを嗅ぎながら歩く子、それぞれの個性が出ていておもしろい。
共通しているのはリードさばきがヘタクソなことだ。だいたい、生後3年くらいまでの子は、歩いていてリードがからまると自分ではずせない。前足にリードが一周して絞まってしまいケンケンのようになるので取ってあげようとすると「キャン!」とかいって「なによー、痛い事したー」という顔をする(特にわたしの愛犬がそうだ、ムカツク)。それに比べてお散歩のベテランワンコは、クンクンしながらヒョィ!っと前足を横に跳ね上げてリードをはずしてしまうのだ。リードをまたいでしまっても、わたしがタイミングを合わせて反対側に移動すると縄跳びをしているみたいにスッと通してくれる。これが下手な子だと後ろ足に引っ掛けて、また怒るのだ!ワンコも長く生きているとワザを修得するのだな。
ところが、10歳になるミックスワンコのJamちゃんはリードさばきがヘタクソ、というかリードがどんなに絡まっていても気にせず進む子である。前足の脇の下(?)にグィーンとくい込んでるのにかまわず引っ張って行く。ケンケンになっても進むので引っ張り返してコケさせてリードをはずすのだが、別に怒らないおおらかな性格。で、不器用なのかというとそうでもなくて、すばらしいワザをお持ちなのだ。
ワンコもニャンコも、自分のウンチを後ろ蹴りで砂をかけて隠そうとするが、どこを向いてかけてるんじゃというズサンさできっちり隠せる子はめったにいない。これがJamちゃん、百発百中!ウンチを拾っているわたしの手ごと、埋めてくれまする。頭から砂をかぶることも!ウンチは埋めずに拾って持ち帰るのがペットシッターの基本。だからウンチをしたらすぐ「ジダジダしない!お座り!」と声をかけておやつを食べて待っていてもらうようにして、このワザを封印してしまった。Jamちゃんは「終わったらおやつ、くれるよね」という視線をわたしに向けつつウンチをするようになってしまい、ちょっとはずかしい。(写真はリードで遊ぶ愛犬ナノ。カメラ目線だが勢いあまって枠からずれた)