chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

ワンコと暮らす覚悟

走ろうぜ、マージ

走ろうぜ、マージ

本屋さんで危険な本を見つけてしまった。
ハードボイルド小説とサッカーの読み物で有名な、ルックスはチョイ悪どころか極悪な作家さんの愛犬の闘病記だ。余命3ヶ月を宣言された愛犬のために、涼しい軽井沢で過ごすことにしたひと夏と亡くなるまでのお話。(アマゾンのレビュー読んだだけで泣いちゃうよ)
泣くので何回かに分けて立ち読み。購入すればいいのだが、どうせ読み終わったら封印だ。ちょうど物入りのこの時期、ナナメ読みの天才なのでだいたい読みきった。
泣くかと思ったら、そうでもなかった(でも家でナノを横に読むと号泣しそう)。
バーニーズマウンテンドッグという寒い土地出身のワンコと暮らすには、それなりに覚悟が必要だということがキッパリとわかる秀作。愛犬にそこまでするか、という人もいるが、わたしがバーニーズと暮らすならそうすると思う。いや、もっとするかも(笑)。まず、東京には住まないなー。
この本はワンコを飼う前に必ず読んで欲しい。飼い方やしつけの本よりも、動物と暮らす事について教えてくれる貴重なお話だ。ルックスのわりにはちゃんとした人間だったのね、馳さん(ごめんなさいっ!)って。マージちゃんのご冥福をお祈りします。
暑さに弱いワンコつながりで、いやな事を思い出してしまった。
昔知り合いだった、まぁ社会的にはちゃんとした人間と認められていた人は、飼育放棄されたピレネー犬をもらい受けたところまでは立派なのだが、わたしとしては「いまひとつ…」という印象が拭いきれなかった。案の定、老犬になり自分も結婚したりと手一杯になったんでしょう、都合のいい言い訳を残して飼育放棄したのだ。無条件で信頼してくれている愛犬を自分の都合で手放す人を、ちゃんとした人間とは認めない、許さない。いやん、過激?