chakousari’s blog

ペットシッター足掛け15年

迷子犬に気に入られ

chakousari2005-11-13

お留守番ベテランワンコの女の子、Jamちゃん。大きくてちょっと迫力があるのですれ違いワンコ達に警戒されがちなんだけど、おとなしくてとても気立ての良い愛らしい性格の子。
いつもの里山をお散歩してもうすぐおうちに着くよ〜っていう住宅街のまん中で、遠くに茶色っぽい毛玉がチョロチョロしているのが見えた。まわりは誰も居ない。イヤな予感、迷子犬か?とりあえず、やり過ごしてJamちゃんを置いてからまた来るかなー、などと頭の中でぐるぐると考えていると、その毛玉がわたしたちめがけて走って来た!ヨークシャーテリアだっ。
Jamちゃんはヨーキーが近くに来たらきちんとフセをした。ヨーキーは大きいJamちゃんを怖がらない。クンクンしながらJamちゃんのまわりを回ってから「遊ぼう!」というポーズをした。Jamちゃんも立ち上がってコロコロ動くヨーキーと手を出さないで楽しそうにじゃれあっている。主にお顔にじゃれて来るヨーキーをなめようとしているようだ。ほほえましいなー。がっ、ふと我に返り「どーしよー!迷子ワンコだよ、」と対策を考える。
すぐそばがバス通りなので、とりあえずヨーキーをダッコした。ふたりを連れて
「すいませーん。ヨークシャーテリアをお飼いじゃないですか?」
とワンコのシールのあるおうちを一件一件ピンポンした。昼下がり、全くヒットしないし留守宅も多い。
仕方がないので途中のアパートの建築現場で、おじさんに紐をいただいて、少しの間つないでおいてもらうようお願いし、Jamちゃんのおうちに帰ってからまた来る事にした。
でもヨーキーは行かないでーとキャンキャン鳴くし、Jamちゃんもそこから離れようとしないよー、困った!
その時、中学生くらいの女の子が「○▲×〜」と何やら叫びながら自転車で走って来た。よかった、飼い主さんだった。脱走癖があるとのこと。迷子札を付けるようお願いし別れた。お名残惜しそうなワンコたち。
Jamちゃんは何度も振り返りながらおうちへ帰った。Jamちゃんが優しい子だってわかってくれた子がいてよかったね。