VSニャンコ

雑種犬ならではのかわいい模様でおじさんなのに超ラブリーなKyan太くん。一度見たら忘れられない顔だ。平和な性格なので同居している黒ニャンコのSyuriちゃんとは大の仲良し、というかSyuriちゃんがワンコ好きなのか。他にもおうちにニャンコがいるのだが、Syuriちゃんは昼間はKyan太くんとお庭で過ごし、夜は飼い主さん曰く「寝るための別宅があるらしい」とのこと。
お世話のときは、朝の散歩に伺うとどこからともなくSyuriちゃんが現われる。ふたり一緒にごはんをあげるのだが、Kyan太くんは何故かオカカをかけたニャンコごはんが好き。ふたりでオカカごはんを食べている。
しょうがないのでSyuriちゃんに先にごはんをあげてからKyan太とお散歩に行くことにした。Syuriちゃんが食べ終わって寛いでいる頃に帰って来て、Kyan太くんがごはん。すると今度は、Kyan太くんのごはんをSyuriちゃんが横から来て食べ始めた。君らはナニやっとんじゃい。
さて、飼い主さんが帰ってきて、後日集金に伺った。Kyan太くんは女の子好きで平和な子なので、愛犬ナノを一緒に連れて行ってみた。案の定、なんとなく仲良くクンクンご挨拶をしてくれた。そこへ「にゃぁ〜ん」とSyuriちゃんがやってきた。スーッとナノのところへ来て体を後ろ足にこすりつける。
ニャンコは見た事はあっても触られた事がないナノは、へっぴり腰になって黒い毛玉を見つめて固まってしまった。Syuriちゃんはクンクンするナノの鼻先をクンクンしかえしてゆっくり去って行く。ナノは卑怯者なので、後ろを向いた相手には向かって行ってお尻を嗅ぐ事が出来る。Syuriちゃんは平気で臭いを嗅がせてから車の下に入って行った。我に返ったナノは興味津々！車の下に入ろうと必死だが、入れない。「いいかげんにしなさい！」
その間Ｋ太くんは、ナノに興味津々で抱きつこうとするのを飼い主さんが押さえていたが、ニャンコに夢中のナノ。「ナノちゃん、ワンコなんだからワンコに興味を持って下さいぃー」
Kyan太くん→ナノ→Syuriちゃん。やっぱりニャンコの勝ち。

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